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マキシの世界へようこそ♪

このブログは、マキノコが書いた詩に、マキノコの描いたイラストまたはマキノコが撮った写真を付けたエントリーを集めたものです。立ち寄ってくださった記念に、感想などを残して下さるとうれしいです♪

# by inmakinoko | 2009-12-31 23:59

目次

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# by inmakinoko | 2009-12-31 23:58

もう夏だよ


この夏も
わたしは、クーラーをつけて
うなずいているだけだよ

わたしの体は
あなたの唾液を覚えているかな?

あなたを
記憶する
喪失する

どちらだって
わたしには苦しいよ

ねえ、もう夏だよ




# by inmakinoko | 2009-07-30 12:38

いたらずにわたしたちは


知るのは
体ばかり

伝えることも
謝ることも

全てを許さずに

白い鳥は
塗れろと鳴く



# by inmakinoko | 2009-07-26 05:38

わたしは災い


わたしは災い
忌み嫌われた子ども

白い指たちは
わたしの胸を刺す

わたしは災い
諸悪の源として

白い指たちに
強くつねられても
黙って
足先をながめる

わたしは災い

わたしの罰は
犯した罪を知らずに
罰を受けることだ

空耳すら
脅かすような笑い声だったけれど

わたしの毎日に
悲観も楽観も存在しない

ただ夕暮れ
陽が落ちるほんの数秒

わたしは
かわいそうな子どもになった


# by inmakinoko | 2009-07-26 04:14

叫ぶのは心


ああ、今日の空もクール
素っ気なく
わたしを突き放す

この悲しみは
途方も無く、宛が無い

そうわかっている

いつか
現実になる喪失に
わたしは
背いてはならないことに

わたしの
足や
食道や気管支
骨や血管

叫ぶのは心

あなたを思うことは
今のわたしには
酷なのだろうか

それでも
生命におびえながら

今日もクールな空の下で
感情的に
わたしは
あなたの未来に
思い馳せる




# by inmakinoko | 2009-07-20 00:15

たった一人


すっかり朝になって
新しい時間に
この体が馴染むまで
拙い気分を
ほんの少し持て余す

今わたしは一人
たった一人

朝になると
そんな心境になる


朝つゆは
生まれては
消えて無くなる

きっと
悲しいのに

わたしは
いつも
朝が恋しい



# by inmakinoko | 2009-07-13 10:37

眩しい朝


ずっと追われていた
だから、ずっと逃げていた

この背中を急かす
強い焦燥が一体何なのか
知るのが怖かった

だから
ひたすら逃げた

怖かった
知ることが怖かった

だから、あてのないふりをして
自嘲しながら
カモフラージュする

でもね
やがては捕まる
思い当たってしまう

空は青くて
雲は白くて
五月は葉が繁る


夕陽は大きくて
星は瞬き
月は光る



知ることは痛いことだ
その痛みをこらえていると
眩しい朝が
映った




# by inmakinoko | 2009-07-07 04:42

不完全


人生なんて、つかめないものばかり

でもね、だからって
指なんてくわえないつもり

横目でやり過ごせたら

最初から破綻している
わたしという女を
そっと慈しみたいよ

失っていくことの連続なら
その度に
乾いていきたいよ

不完全で
そして
わずかであるなら

この身一つで
この世に
浮いていたいよ

やがて海に溶ける
その時迄


# by inmakinoko | 2009-07-01 23:52

雨とおれ


クーラーを強くしよう
おれはハズレか?
おれはハズレなのか?

もしかしたらおれはハズレなのかもしれない

が、しかし
おれはたとえハズレであったとしても
悲しんだりしない

悲しんだりはしないが
決して笑いもしないだろう

季節は梅雨であり
朝から然るべき雨がふっているが
だからといって
おれは
だからどうした?という態度で
一見動じる素振りも見せず
腹を天井に向けて寝転んでいるだけだ

彼女は笑うだろう
はにかむように笑うのであろう

彼女は雨が苦手だと言った
はにかむように笑いながら雨が苦手なのと言った

だからおれは雨がふるたびに
彼女を思い出す

この先、加速度をつけて
おれの記憶が切れ切れになろうとも
二度と会えることもない彼女の
はにかむように笑いながら雨が苦手なのと言った
あの瞬間を探してしまうだろう

おれはハズレだ
おれはハズレなのだ
この部屋もクーラーは利いて涼しいが冴えない

だが、もし
雨とおれという関係があるなら
おれは
彼女の
はにかむように笑いながら雨が苦手なのと言った
瞬間を
記憶から探すときだけは
雨をリアルに感じることができるだろう





# by inmakinoko | 2009-06-24 13:13

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